ヒアルロン酸はシミを解消してくれる物質で、肌に浸透すると太陽光線を乱反射させる効果のほか、表皮の新陳代謝を活性化させてくれる作用があります。そして、身近にあるものの中では、卵の薄皮に含まれていますので、これを利用することで肌の活性化に役立ってくれます。

まずは殻の薄皮に付着しているホコリや内側にはりついている卵白を水で洗って完全に取り除きます。これをたっぷりの水に２時間ほどつけておいたら、殻をわりつつ引っ張って薄皮を剥がします。剥がした薄皮の水分を拭き取り、ざるなどに広げて乾燥させておきます。

乾いたところで細かく刻んだ昆布とともに、ホワイトリカーに入れます。薄皮と昆布がひたひたに漬かる程度の量で、これを冷暗所に１週間置いておきます。この原液５０mlに対して、４０mlの精製水、グリセリン１０ml、微量のクエン酸を加えることで、卵の薄皮を利用したヒアルロン酸入り化粧水ができます。１週間程度で使い切ってしまうようにしてください。クチナシの実を細かく砕いたものを混ぜてもいいでしょう。